今回は皆さんにミャンマーのタナカについてご紹介させていただきます。タナカを塗る文化はミャンマー人達の伝統的な文化で、ミャンマー全国のどこへ行っても顔にタナカを塗られているミャンマー人女性、男性、子供などを見ることができます。世界的にミャンマーと言ったらミャンマーのタナカを知らない人はいないと思います。なぜなら、タナカはミャンマー人達の象徴であるからです。
ミャンマーの各地でタナカ文化祭が毎年(10月31日)から(11月29日)に行われています。ミャンマー人達は(タブドウェ満月)をミャンマーのタナカ記念日としており、その日にミャンマー人達の信仰と崇拝に従って仏陀にタナカでお供えしています。それに若者の自由、幸福、友情に向けて、タナカ文化祭が行われています。また、タナカはミャンマー人達の美しさを際立たせる美容製品であり、昔からミャンマー化粧として大切に使われているものもあります。
タナカというのは植物の一つであり、ミャンマー人達はタナカの樹皮を天日で乾燥させて、乾いたら、ミャンマー語で(チャウピン)という物の上に少量の水をいれて、タナカの樹皮を粉砕後に得られたタナカの水を顔に塗ることです。タナカはミャンマー人達のために(夏、雨季、秋)などの三つの季節に使うことができて、とても役に立ちます。それに、タナカは寒い冬には体を温めて、暑い夏には冷却する作用があり、一般的にミャンマーの季節は非常に暑い時期が多いので、タナカを塗ることで心を落ち着かせてるし、日焼けや皮膚の損傷を防ぐために田舎に住んでいるほとんどの人々がタナカを顔から足まで塗っています。私も タナカを塗るのが 大好きです。なぜなら、タナカの香りはフレッシュでさわやかな香りがあり、美容製品として使うだけでなくて、ミャンマーの伝統医学にも使用することができるからです。さらに、タナカは伝統医学の調合にも使用されていて、特に、タナカの根は制汗剤 、心臓を強化する薬の調製によく使用されています。タナカの葉にはてんかん、ハンセン病、抗マラリア薬の調製にも使用されています。そのため、タナカは美容製品として使うだけでなくて、さまざまな病気を治すことができますから、ミャンマー人達にとって大切なものであります。
筆者:Soe Myat Hlaing