今日は。先日、大学の謝恩会へ行ってきました。久しぶりに大学へ行き、お世話になった先生方や大学で3年間一緒に頑張った友達たちと再会出来、とてもうれしかったです。
ミャンマーでは学校や大学を卒業後 卒業生たちが協力して必ず謝恩会を定期的に開催しています。私の場合も毎年、小学校の謝恩会、中学・高校の謝恩会、大学の謝恩会などに参加し、校友を深めています。謝恩会には先生方に学生がお礼の言葉を述べ、お参りをします。尚、先生たちにお金や気持ちを込めたプレゼントを差し上げます。謝恩会を開催するのは決して簡単ではありません。たくさんの学生と連絡を取り合い、寄付金を集めたり、イベントのため準備をしたりで 最低3、4か月は準備のため掛かります。特に学生と言っても卒業して仕事されている社会人ですので、週末など余暇を使って準備をしているのです。
大学の先生方は立派な方が多いですが、小学校・中学校・高校の先生は給与も少なく、生活が厳しい先生方も多いのです。退職後も年金が安く、生活に困っている先生もおられます。そんな状況の中で、学校を卒業して社会人になって余裕が出来た学生たちが、お世話になった先生方にお礼の気持ちとして、少しでも先生方の支えとなるようにと、謝恩会が開催されています。学生たちも友達たちと再会できるので、楽しくて盛り上がるイベントでもあります。もちろん、先生方としては学生さんからのお礼金やプレゼントよりも、自分の教え子が社会人になって立派に仕事しているのを見て、嬉しいのが一番の気持ちです。
謝恩会以外ではお医者さんになった学生が先生たちの健康診断や治療のため学校まで定期的に伺うこともあります。ミャンマーの宗教の教えでは先生という立場は仏陀、親と同等に大事にされています。自分が現在しっかり仕事出来、豊かな生活を送れているのは親と先生たちのおかげです。先生方々には日々心の中で感謝しており、大学卒業して6年以上たちましたが、今後もこういう機会で先生方、友達たちと再会したいです。