ミンガラバー。
ミャンマーでは約半年に及ぶ長い雨期の終わりが近づき、乾期がもうそこまで迫っています。
電力供給の大半を水力発電に頼るこの国では、最近は停電の回数も増えてきました。
さて、今週のコラムのテーマは、「ミャンマーでは情報は足で稼ぐべし」。
これは私が1ヶ月間のインターンを通して得た教訓です。
ミャンマーでは、役所での諸手続き上の規則が変更された場合、規則の運用に対して情報周知が大幅な遅れをとることがままあります。たとえ公式Webサイト掲載の情報であっても、それが最新の情報であるとは限りません。最新情報を得る一番手っ取り早い方法は、窓口に直接問い合わせることでしょう。
納税手続き、社会保険費の納付、ビザ申請等々…行った先々で必要書類の種類や様式の変更を知り、書類の不備から再訪を命じられたり、注意を受けることがあります。
公式Webサイトやメールでの問い合わせであらかじめ情報を入手し、1回の訪問で手続きを完了させられたらスムーズなのですが、そうはいかないのがミャンマー。
何事も早め早めの取り掛かりが重要です。
たとえば、ミャンマーの駐在員の多くの方に関係するであろうステイパーミットやビザの更新申請は最低3週間かかりますが、実際は1ヶ月半前には取り組み始めたほうがよいと言われています。
これは、役所への問い合わせ、必要書類の準備、手続き規則の変更への対応にそれだけ時間がかかるということでしょう。
ミャンマーの組織、特に政府機関は情報開示があまり上手ではないらしいというのが、今のところの私の印象です。
日本で暮らしているとついついインターネットに頼りがちですが、情報収集とは本来手間も時間もかかるものなのだと、教えられる毎日です。