現在ミャンマーの夏は気温の上昇により、暑さ寒さのバランスが崩れて咳き込んで「体調が崩れる人」が多くなっています。特に、夏から雨季の変わり目で発生する季節性インフルエンザを予防するために、ミャンマー人達が良く食べている一つのバエルフルーツという薬用果物をご紹介させていただきます。バエルフルーツはミャンマー語で(ဥသျှစ်သီး)であり、英語で(Bale Fruit)と呼ばれています。
(バエルフルーツ)にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。 それにカルシウム、タンパク質と鉄分が豊富に含まれているため、ミャンマー人達はそれを薬用の果物として食べています。特に、汗をかきやすい夏場にはたべるため、最適的なフルーツとして有名です。ミャンマーの医学書によると熟した(バエルフルーツ)は甘くて、熱くて、痰を減らす効果があります。消化器系を改善し、便秘を解消して、 消化不良、 喉の痛み、 咳は治ります。(バエルフルーツ)は血液を浄化し、肝臓と腎臓を健康に保ちます。(バエルフルーツ)をお湯と一緒に飲むと、血液が浄化され、体内の毒素が除去されます。また、(バエルフルーツ)を食べると免疫力も高まり、目に見えない細菌から身を守ることができます。特に(バエルフルーツ)は甘い果物ですが、糖尿病を早く治す効果があります。(バエルフルーツ)を定期的に食べると、肝臓を健康にする(Beta Carotene) が含まれています。
(バエルフルーツ)はミャンマー全国の地域で見られて、自然に生える植物です。通常の良質な肥料で発生する可能性があり、通常は 3 月から 5 月の間に発生します。枝は複雑で強くて、 長さ約1インチの棘が交互に出ます。果実は黄緑色で花は白くて、大きいし、丸くて硬い殻を持っています。 中にはオレンジ色の樹脂が塗られた種がいっぱい入っています。
筆者:Ms. Soe Myat Hlaing