今日はミャンマーの停電について話したいです。
ヤンゴンの駐在員なら既に停電に慣れているかと思いますが、今年の夏は停電が非常に多かったです。
私はThingangyun Towshipに住んでいます。市内から車で40分ぐらい離れているところです。
5月に私の地区で停電した時間(スケジュール)は以下の通りでした。各タウンシップの住んでいる地区によって、一日ごとに4時間、一日ごとに6時間、停電になりました。(ヤンゴンのすべてのタウンシップほぼ同じスケジュールです。)
停電スケジュール(Group-D)※私が住んでいる地区
5月2日 | 停電無し | |||
5月3日 | 停電時間 | 7時~9時 (2時間) |
11時~13時 (2時間) |
|
5月4日 | 停電無し | |||
5月5日 | 停電時間 | 5時~7時 (2時間) |
9時~11時 (2時間) |
14時~16時 (2時間) |
5月6日 | 停電無し | |||
5月7日 | 停電時間 | 7時~9時 (2時間) |
11時~13時 (2時間) |
|
5月8日 | 停電無し | |||
5月9日 | 停電時間 | 5時~7時 (2時間) |
9時~11時 (2時間) |
14時~16時 (2時間) |
5月10日 | 停電無し | |||
上記の繰りかえし |
ミャンマーは4月~5月が真夏で、水力発電を主に使っているので、昔から夏は停電が多かったです。4月では半日以上停電した日も多かったです。今年は民主化になってからもっとも停電が多かった年だったので国民からも批判がありました。その為、5月には停電スケジュールが出て、各地域には順番で停電をさせることになったようです。
何もないよりは停電スケジュールがあり、役に立ちましたが、スケジュールより多く停電することも珍しくありません。5月末になった今は徐々に安定してきて、停電も少なくなりました。
ミャンマーの電気代は1Unit:35~50チャットで、一般家庭用で掛かる電気代は数万チャットです。(20ドル~40ドル)これは各国と比べると非常に安いようで、国は毎年大赤字です。本来は電気代を高くして、電力をアップさせるようしないといけませんが、一方、所得が低い国民の方が多いので電気代を上げることは難しいようです。
ミャンマー国中の4割は未だ電気のアクセスさえありません。
電気の問題は一般国民から、各企業や投資家について大きい問題だと考えられています。これから雨季になり電力は安定していきます。しかし、来年の夏はどうなるのか分かりません。国も解決しようとしている問題なので良い方向になればと思います。
停電スケジュール(ミャンマー語版)
筆者:Ms.Chu