ミャンマーの新紙幣

1月4日はミャンマーの独立記念日でしたが、当日新紙幣が発行されました。国家顧問アウンサンスーチ氏の父で、国民的英雄のアウンサン将軍を記念として描かれている紙幣です。(1千チャット紙幣、約72円)
各国営銀行では一人5枚まで新紙幣を交換してくれています。ミャンマーで現在使われている紙幣は1万、5千、1千、5百、2百、1百、50、20の紙幣でライオンとゾウの絵で制作されているのです。人物の肖像画を載せた新紙幣が出るのは30年ぶりのようです。
ミャンマー国民はアウンサン将軍を尊敬して愛しています。アウンサン将軍の写真を掛けていない家庭など無いぐらいです。スーチー氏がミャンマーのリーダーになった2015年からも国民はいつかアウンサン将軍の紙幣が出てくるじゃないのかと期待をしていました。それが現実になったと思います。
 4日新紙幣が発行された後、毎日各国営銀行で大勢の国民が並んでアウンサン将軍が写っている紙幣を交換して貰おうと生き生きしている姿が見られます。新紙幣を貰ってからの国民の姿についてマスコミで多く記載されています。国民がいかにアウンサン将軍を愛して、大事にしているのかを改めて感じさせられました。新紙幣で支払をしたら50%ディスカウント等の広告もいっぱい出されています。
個人的には1千チャット札より、1万・10万等の紙幣を出したら良いと思いますが、おそらく偽物が出る恐れがありますので、1千チャットしか発行しないのかなあと思います。一方で 新紙幣は現行の1万チャットとデザイン・色が似ているので間違うじゃないのかという批判も少し出ています。
私は未だ新紙幣をゲットしていません。銀行へ行って貰うより、いつ自分の手に入るのかとドキドキしながら待っています。

筆者:Ms. Chu Khet Khine