2020年11月8日にミャンマーの総選挙が行われます。ミャンマーでコロナ感染が拡大していますが、選挙を予定通り開催するのはとても大事なことです。
ミャンマーの総選挙についてご紹介したいと思います。
国民は 基本 ①The House of Representatives, ② House of Nationalities, ③State and Regional Hluttaws 3つの分野に投票をすることになります。
①The House of Representativesについて
国会議員440名で構成されています。その中25%の110名に関しては軍が選定します。330名は各地域・タウンシップの候補者から選ばれます。
②House of Nationalitiesについて
国会議員224名で構成されています。その中25%の56名に関しては軍が選定します。一方、ミャンマー全国の各管区・州計14か所に対して一つの管区・州の候補者から12名ずつ選択され、その合計が168名になります。
③State and Regional Hluttawsについて
State and Regional Hluttawについては全国のタウンシップを二つのエリアに分けて選定しますが合計644名いるようです。尚、軍からは215名選択し、合計は859名います。
ミャンマーの政党で一番強いのは御存じ通りアウンサンスーチ氏のNLD政党、と軍がバックにいるUSDP政党です。ロゴーの色から、NLDは赤い色、USDPはミドリ色として良く知られて、国民も好きな色を表して応援します。今年はコロナで選挙の活動は殆ど出来ません。ヤンゴンでは人を集まることも出来ないので選挙イベントはありませんでした。他の地方では国民が集まってイベント開催したりすることもあります。
ミャンマーの殆どの国民はNLD政党を応援していますので、SNSで写真アップしたり、SNSでイベントをしたりしています。
NLDとUSDP政党については良くご存じだと思いますが、現在注目されている新しい政党についても紹介したいと思います。去年設立されPPPという政党です。ロゴーは青い色です。
PPPはPeoples Pioneer Partyという名義で、会長は女性ビジネスウーマンです。宝石業者をやっている有名なビジネスウーマンで、かつ 妹がミャンマーの有名な歌手・女優さんなので良く知られています。PPPは経済発展を目的にやりたいと述べています。未だ新しい政党なのであまり関心が持たれていませんが、将来は結構活動をするじゃないかと思います。
後、私がニュース見て、面白いと思ったのはマンダレーのある地区の候補者がアップした動画です。政党ではなくて、個人で参加する候補者ですが、地域の発展の為やりたいという気持ちが良く伝わる動画です。動画はこちらhttps://www.facebook.com/100021677331593/videos/771925230206714/
コロナに関わらず各政党は選挙の為頑張っています。NLDにも新しい候補者が出て、優秀な候補者がいっぱいいるようで、一方、USDPもそれなりにがんがっていると思います。
今年はずっとコロナで大変でしたが、いよいよ来週選挙なんです。政治に興味が無い、投票に行かないという人も多くいるようですが、私は国民として投票するのは必須だと思います。特にミャンマーの議会のように75%だけ投票で決めて、25%は軍のものの場合です。不公平なものだと思います。現在憲法も未だ改正出来ない状況です。なので自分が好きな政党を投票することは大事です。
私も来週投票に行きます。ワクワクします。
筆者:Ms. Chu Khet Khine