パゴダへの寄付金はどうされてる?

軍事クーデターになってあるうわさが流れていました。それは、軍が国中のパゴダからのお金を取るとの話です。本当かどうか分かりませんが、パゴダへの寄付金はどのように使われるかと思いました。

ミャンマーで一番有名なパゴダはヤンゴンにあるシュエダゴンパゴダです。2019年のニュースによるとシュエダゴンパゴダが所有する現金(預金含み)は78,961 Millionチャット、15.9 Million米ドルあります。

シュエダゴンパゴダの収入・寄付金は国の為に使ったことがないし、税務も払う義務がありません。
各パゴダの資金はパゴダ管理部により管理されています。パゴダ管理部では軍から退職した方が任命されているようです。パゴダ管理部は国民からの投票で任命するようにすべきで、宗教省が昔投票制度化にすることを一時したようですが、現在まで何も進歩がございません。

パゴダとしては寄付金が主な収入で、他にもお店のレンタル料やお祭り開催時の収入があります。Shwe Sat Taw パゴダ、Kyaik Hti Yoeパゴダ等地方でも様々な有名なパゴダがあり、各地域の国民が訪れるので、沢山のお祭り開催収入や寄付金収入を得ています。
ミャンマーのパゴダが所有するお金は国が所有するお金より多いとも言われています。しかし、パゴダのお金はパゴダの諸経費為だけに使われ、国の為や観光業の為さえ使われておりません。

ミャンマーは世界的にも一番寄付する国で、寄付する習慣があります。ミャンマー人は税金は支払いたくないですが、寄付については積極的にお金を出すことが多いです。
これまでパゴダで寄付したお金はどのように使われるか考えていませんでした。しかし、良く調査すれば軍が管理して悪用されている可能性もあると最近考えさせられました。とても残念なことです。

パゴダが所有しているお金は我々が考えられないほど多いようです。国の発展の為必要な分野で使った方が良いと思っています。きっと仏陀も喜ぶじゃないでしょうか。


筆者:Ms. Chu Khet Khine