新学期始まりましたが

ミャンマーでは6月が新学期が始まる時期です。
 2月のクーデター後、国民のデモや広義には先生や学生も積極的に参加しました。中には犠牲になった方も多くいました。公務員のCDM活動によってもたくさんの先生が解雇されました。
その状況なかで新学期というのはどうなるのでしょうか。
軍隊は6月1日から学校を再開しました。安全の目的と言って、学校にも軍人がいて監視している状況です。その中で、多くの小学生・中学生・高校生が学校に戻ることを拒否し、入学の手続きをしていない状況です。
学校へ行っているのもいますが、その数はわずか全体の1割~2割しかいないようです。実は去年の6月にもコロナのせいで、1年延期していたのです。それに1年加えたら、2年学校へ行かないことになります。若い世代に関してはとても損になります。
ミャンマーの各地域では治安が悪くなって、コロナの恐れもあります。その原因で学校へ行かせない親もいます。
私には7歳の姪がいます。去年6月に小学校1年に入学しましたが、それから学校へ行けないまま一年以上たちました。コロナのような災害や政治の影響で子供たちが学校へ行けない、普段の生活が出来ないことは気の毒だと思います。それにしても、戦争の地域で暮らす子供たちを思うとどれだけ大変なのかと思うしかありません。早くミャンマーの状況が回復し普段の生活に戻ることが出来ましたらと願っています。

筆者:Ms. Chu Khet Khine