アウンサンスーチ氏がSNSやり始めました

4月1日からアウンサンスーチ氏はSNS(フェスブック)を使い始めました。初めての投稿はこうでした。「私はフェスブックを利用するつもりはありませんでした。今では、コロナウイルス問題に対する挑戦として国民と速やかにコミュニケーションできるよう利用することに決めました。」とのことでした。(※ミャンマー人はアウンサンスーチ氏を「スーお母さん」と呼びます。以後は「スーお母さん」と書かせて頂きます。)
まさかスーお母さんがSNS使うとは想像もしませんでした。絶対に偽物だと思っていました。しかし、投稿して1時間以内にFacebook Teamは本当に「スーお母さん」が使っていると承認してアカウントに対して「Blue Mark」を与えました。
初めての投稿をShareした人は7万人以上、Likeした人は50万人以上いました。アカウントをFollowした人は120万人以上あり、どんどん増えています。その次の日から「スーお母さん」はコロナウイルスウイルス対策と政府がやっている作業を投稿したり、テレビ会議等のビデオもアップしたり、ミャンマーと全世界が元気であるよう祈っていると述べ、注目されています。その投稿によって国民と国のリーダーがより近くなった感じがしました。スーお母さんの投稿の下では国民の喜びの声が溢れています。「ありがとう」「スーお母さんも元気でね」「ミャンマーの元気を祈ります」等見られます。
 70代でSNSを使うことは決して簡単なことではありません。スーお母さんは以前スマホもあまり使わないと述べたことがあります。選挙時でもSNSを使うことがありませんでした。なのに。今の時期に不安になっている国民に近づいて応援しようとする行為は感動するしかありません。
ミャンマーでフェスブックを使っている人は2200万人以上あり、これは新聞やテレビを見る人より圧倒的に多い数字のようです。今後もスーお母さんの投稿を見る人は日々増えて行くでしょう。
コロナウイルスを感染しない為は人と接触しないことが大事です。出来るだけ家にいて出かけないことです。私も仕事以外は家を出ないようにしています。来週からお正月休み10日間ありますが、家で引きこもるしかありません。ヨーロッパで感染者が拡大したのは、外出したり、パーティーしたりして人との接触が一つの原因のようです。
家にずっといるということも大変だと思いますが、そういえば15年間自宅軟禁されていたスーお母さんはどんな思いで我慢していたのか不思議でたまりません。家族と離れて、自宅軟禁という辛くて危険な選択肢をしたのは政治家の強い心でしょうか。
私は「スーお母さん」のことを好きですし、応援していますので、時々何をしているのかなと思いました。これからフェスブックで色々投稿して欲しいですね。忙しいでしょうけど。
新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束を心よりお祈り申し上げます。

筆者:Ms. Chu Khet Khine